最近、ちらっと本を読む。
読解力を深めるための、河合塾の先生方がお書きになった本。
入試受験生に向けての本だけど、社会人が自分のために読んでもグッド。
普段、生きてる上で、疑問に思いつつ、誰にも聞けない素朴な疑問の答えが
いろいろと 書いてある。
たとえば、近代以前とは、人々は 神や絶対者に操られていた時代で
その後 いろいろありまして、 個人が 神や絶対者に代わり世界の主役となった新しい時代がくる。
それが 近代。 ひとりひとりの個人は 尊厳を持ったかけがえのない存在であり
理性という輝かしい能力を備えている。
そうした個人が能力を発揮していけば 世界はパラダイスになる。
ってことは、ひとびとは、神や絶対者と、自分との関係に疑問を持ち始めて 個人主義になったのでしょうか。
こればかりは、その国によって違うと思うし、 理性が働いても 個人という一人の人間になれば
とても弱い。 弱いから、頼れる神様や 絶対者が心のよりどころになるわけで。
近代になって すごく変化した部分と、根本的に変わってない部分とあると思う。
人間の精神の弱さとか、孤独感とか そのへん克服できないと、真の近代はまだまだかな
と、勝手に 思ってる。